PowerPointマスター【チャレンジ問題3データ】

【文章1】

地球温暖化
地球は太陽に暖められ、その熱の一部を宇宙に放出することで、暮らしやすい温度(平均15℃)に保たれています。これは、大気中に炭酸ガス(CO2)やメタン(CH4)などが存在するためです。これらの物質は、太陽からの熱を地球に封じ込める働きがあることから「温室効果ガス」と呼ばれています。
したがって、大気中の温室効果ガスが増加すると、地球の平均気温が上昇します。この現象を地球の温暖化と呼んでいます。



【文章2】

オゾン層の破壊
高度約15〜40kmにある成層圏では、紫外線により酸素からオゾンが生成され、オゾン層を形成しています。すなわち、オゾンが生成される過程で、紫外線が消費されています。逆に、オゾン層が有害な紫外線を吸収し、地球の生物を守る役割を果たしています。
しかし、人間が作り出したフロンやハロンが大気中に放出されると成層圏まで達し、そこで紫外線の作用により分解され、原子状の塩素を放出してオゾン層を破壊します。
オゾン層が破壊されると、皮膚ガンや白内障が増えたり、植物やプランクトンの生育が阻害されることが心配されます。



【文章3】

有害物質の破棄問題
廃棄物は発生量の増大や処理の複雑さが増すにつれ、規制のない国や規制のゆるい国を求めて国外を含む遠方で処分されるようになってきました。
しかし、移動先の国での廃棄物の処理が適切に行われず、現地の環境が汚染されたり、生物への影響が心配される事象がたびたび起こり、国際的な取り組みが必要となっています。



【文章4】

海洋汚染
工場排水や生活排水により、海洋汚染が進んでいます。さらに、廃棄物の海洋投棄や船舶による汚染(ビルジ油等)により、外洋でも化学物質等による汚染が確認されています。
また、プラスチックやビニール類等を餌と間違えて食べている生物も見られ、海洋汚染が深刻になるにつれて生物への影響が心配されています。



【文章5】

酸性雨
酸性雨は、人間の活動や自然界の火山活動等により排出されるSOx、NOxが大気中で硫酸塩や硝酸塩になり、雨や雪に取り込まれて生成されると考えられており、一般には、pH(水素イオン濃度)5.6以下の雨のことをいいます。
欧米では湖沼や文化財への被害が見られ、また酸性雨が原因のひとつと考えられる森林の衰退が報告されています。




【文章6】

砂漠化
砂漠化は、自然的要因と人為的要因が複雑に絡み合って進行しています。たとえば過剰な放牧や耕作、木材の過剰な伐採等により砂漠化は進行します。
砂漠化が進行しつつある地域は地球上の陸地の約4分の1にあたる約36億haに達しています。